con brio

Written by ino on . Posted in diary

都市の景観は建物とともに大きく変貌します。私たちの日常生活とは少し懸け離れた都市空間が魅力なのかもしれません。オフィスビルなどの建築現場でまず目に入るのはクレーンや鉄骨でしょう。クレーンによって鉄骨が高く積み上げられ、やがて、金属製のパネルが外装として施されます。そこは「木」とは無縁の世界です。都市部の公園でもコンクリート工作物の上に土を乗せて樹木を植えることも珍しくありません。昭和から平成にかけて「都市部の不燃化」「高層化」によって「木」が都市部では見かけなくなってきてます。

一方郊外の住宅地域では、実に多くの戸建住宅が「木」で造らています。いわゆる「在来工法」と呼ばれる住宅なのか、北米から来た「ツーバイフォー」と呼ばれる木造住宅なのかは、外観だけではわかりませんが、「木造住宅」であることには変わりはありません。一戸建て住宅に関しては、やはり木造が主流になっています。

なぜ木造が良いのでしょうか。例えば、木は火災に弱く、腐りやすいことが欠点だと言われています。しかし、木はあながち火災に弱くなく、鉄骨の方が耐力を失うこともあります。木は燃えますが、柱や梁など太い角材は、表面が燃えて炭化するだけで、芯まで燃え尽きるには時間がかかります。木の燃えやすい欠点を補うために、石膏ボード、モルタル塗り、サイディング材などの外装も使用されています。

鉄筋コンクリート造の一戸建て住宅があまり普及していないのは、コストの面が一番大きいと思います。地域にもよりますが。またコンクリートは表面温度低いため、高温多湿の時期に室内の壁が湿気て結露が生じやすいです。冷暖房や湿度をコントロールする設備が必要な場合があります。ちなみに、アメリカもカナダも、一戸建住宅の主流は木造のようです。もちろん、日本のマンションも良いと思います。タワーマンションなどステータスを実感できる物件が多いです。

木の本当の良さは温もりだと思います。木には吸湿性があって、高温多湿の時期には好都合です。在来工法は日本の住居の佇まいの良さを取り込みながら、今後いろいろ工夫されて、未来永劫スタンダードな工法であり続けると思います。

 この記事のタイトル「con brio」とは、音楽用語で楽譜でよく見かけます。意味は「元気よく」です。

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