建物の基礎について

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建物の基礎は、地盤の状況などに応じて、布基礎、べた基礎、杭基礎などが用いられます。また、床下への換気口は4m毎に300平方センチメートル以上が標準です。その他、「基礎パッキン工法」と呼ばれる工法では、基礎と土台の間にパッキンを敷くことにより換気をおこなうため、換気口はありません。基礎のひび割れについては、コンクリートの乾燥収縮によるものと、地盤の不同沈下によるもの、地震などによる変形など原因は様々です。構造的に問題があるひび割れの場合、構造技術者による二次診断、専門調査が必要です。

住宅診断|べた基礎写真は「べた基礎」です。ここで注意してほしいのは、基礎の床(底板)の部分がコンクリートだから「ベタ基礎」とは限らないということなんです。施工の順序が違うので、慣れてくるとすぐ分かるようになります。ペタ基礎は、配筋して基礎の床(底板)の部分を先に施工します。そして次に立ち上がりの部分の型枠を組んでコンクリートを打設するのです。ですから、床(底板)と基礎の立ち上がりの隅の部分が微妙に違うんです。ベタ基礎は、立ち上がり部分が後なので、型枠の下部からコンクリートがはみ出ている感じです。型枠を固定するセパレーターなどが確認できればベタ基礎ということで容易に判断できます・
住宅診断|布基礎写真は「布基礎+土間(防湿)コンクリート」です。隅の部分を見てください。少し隙間が確認できます。ベタ基礎とは施工順序が逆なのです。上記のベタ基礎の説明に例えると、基礎の立ち上がり(布基礎)を先に施工してから、基礎の床の部分のコンクリートを打設するので、床の部分のコンクリートが乾燥収縮を起こすと写真のように隙間ができることもあります。但し、ベタ基礎の方が良くて布基礎の方が劣るということはありません。ベタ基礎は布基礎よりも重くなりますし、あくまでも、地盤の状況によって適切に基礎設計され施工されます。
住宅診断|基礎のひび割れ基礎の表面は、いわゆる「化粧モルタル」で仕上げているケースが殆どです。この基礎表面のひび割れは構造的に何ら問題ありません。当社の住宅診断では、ひび割れが基礎を貫通しているか否かに重点をおいて調査診断しています。国交省の技術的基準などでは、深さ20mmなどの数値的目安がありますが、実際の住宅診断の現場で、基礎のひび割れの深さを正確に測るのは困難です。均一なひび割れそのものが存在しません。従って、きわめて細い針金をひび割れに挿入して、貫通が確認されれば、エポキシ樹脂による修繕補強をお勧めしています。床下点検口の間近にひび割れがある場合は、床下側からも確認できるので重要な判断の基準となります。

 

 

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