外壁の劣化と雨漏れ

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雨漏れの原因は様々です。屋根財の劣化が原因と思われがちですが、壁体からの雨水の侵入、バルコニーからの雨水の侵入など、原因箇所を特定するのは容易ではありません。住宅診断では雨漏れが原因と思われるシミの有無を調査して、最終的には二次診断・専門調査による散水試験で雨水の侵入箇所の特定をお勧めしています。

住宅診断|サイディング外壁材 サイディング サイディングは屋根スレート同様防水性が高い。しかし、施工の良し悪しに影響されます。サイディングのジョイント部分に施されているシールは経年で劣化し、必ず打ち替えが必要な消耗品です。写真は2面接着の片側が完全に剥離している様子。奥に白く見えるのは、ハットジョイナーという、3面接着を回避するための部材が見えています。一般に、壁内部には防水シートが施工されているはずですが、目地シールをこのまま放置すると、雨漏れやサイディングの反りなどの原因となります。早めの修繕をお勧めします。
住宅診断|サイディングの割れ外壁 サイディングの割れ サイディング部材を固定するための釘の打ち込み位置が悪いために部材が割れてしまっている。割れが大きいので、漏水の原因となるため、至急の修繕が必要です。
住宅診断|スタッコ外壁のひび割れ外壁 塗装仕上げ 一般に塗装仕上げの場合、ひび割れの幅が0.3mmを超え下地材に及ぶものは、毛細管現象により雨水が侵入する危険があります。早めの修繕が必要です。ひび割れが外壁の各所にある場合は、建物のムーブメントに追従が期待できる弾性系吹付けタイルによる塗り替えが良いでしょう。
住宅診断|外壁のひび割れ幅計測住宅診断・外壁のひび割れ 住宅診断ではクラックスケールにより、ひび割れ幅を測定します。

外壁は常に太陽光線や風雨にさらされているので、褪色や劣化が早い部分です。外壁は構造材と内装を風雨から守るものなので、部材の劣化の進行をすすめる可能性のあるひび割れや穴については、速やかな補修が必要です。水栓や電線の引き込み、雨樋などの外壁との取り合い部分の止水も定期的に確認しておく必要があります。外壁の種類としてはモルタル下地にリシン吹付などの仕上塗材を塗ったものとサイディング張りが多く使われています。その他、プラスターや珪藻土などの塗材、金属板張り、タイル張りなどがあります。モルタル壁は乾燥収縮によるひび割れが発生しやすいので、定期点検と早めの補修が欠かせません。但し、弾性系の仕上塗材で仕上た壁であれば、小さなひび割れによる劣化をある程度補ってくれます。

住宅診断|建物の外壁
住宅診断|サイディング外壁サイディングのジョイント部分はシール(ゴム状のもの)で防水処置が施されています。このシール部分は定期的に交換する必要があります。写真は界面剥離という現象が発生している様子。このような現象(隙間)が起きた場合は、早めの修繕が必要です。
住宅診断|外壁のひび割れ塗装仕上げでも下地はモルタル塗りで。ひび割れ幅が0.3mmを超える場合、雨水の侵入の危険があります。写真は外壁にひび割れが発生していて、ひび割れの幅は約1.4mmです。壁体内に防水紙等の二時防水が施されいる場合が殆どですが、このひび割れを放置すれば、躯体に雨水が染み込む可能性を否定できません。シール(ゴム状のもの)でひび割れを塞ぐことをお勧めします。
住宅診断|チョーキング現象表面塗装をなぞってみて、写真のように手に粉状のものが付着する場合、チョーキング現象といい塗装の劣化のサインです。塗り替え時期に来ていると判断する為の一つの目安になります。特に南面の外壁は直接紫外線を受ける為に塗装の劣化が早いです。

雨水の侵入は外壁を貫通している配管・配線やサッシュやバルコニーの取り合い(接続部分)など多肢にわたります。基本的にこのような部分にはシール等を充填して止水処置しますが、経時でシールが劣化しますので、定期的なメンテナンスが必要です。

住宅診断|・配管の外壁貫通部分設備配管など外壁を貫通している配管回りの隙間はパテ等で止水処置を施すことが必要です。
住宅診断|バルコニーバルコニーの防水方法はいろいろな工法があります。最近では写真のようなシートにてバルコニーを覆う工法やFRP防水といって、現場でFRP樹脂を施工する工法が一般的です。経時により、バルコニーの出入り口下や手摺り壁の立ち上がり部分に剥がれなどの劣化が発生しやすいので適宜チェックが必要です。

住宅診断|雨漏れ・笠木写真は建物一体型のバルコニーです。現時の建物はほとんど一体型で、雨漏り原因の定番とも言える笠木と外壁の取り合い(接続部分)のシールの劣化です。ここから雨水が侵入すると、1階の天井に雨漏り跡が現れるケースがあります。シールの劣化による隙間は早めの修繕が必要です。

住宅診断|バルコニー内壁バルコニーに飾り窓等が設置されている場合など、内壁にもひび割れが発生します。バルコニーの上げ裏(1階から見たバルコニーの床の部分)にシミが無いか確認します。また排水口周囲もシミが無いか確認します。

 

 

 

 

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